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LIFESTYLE 職場の悩み

2023.07.24

悪口を言いたくなったらどうすべき? 対処法とモヤモヤを解消する方法

「悪口を言ってしまうのをどうしてもやめられない」そんな悩みを持つ人は案外多いものです。よくないことと思いつつ悪口を言いたくなってしまうのはなぜなのか、その理由や悪口を言うデメリット・悪口を言わない人になるための方法を整理していきましょう。

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悪口を言いたくなるのはどうして?

悪口を言ってしまう自分に自己嫌悪を抱きながらも、言わずにいられないのはいったいなぜなのでしょうか。まずは、その主な理由から確認していきましょう。

耳打ちしている人と聞いている人

ストレスが溜まっているから

ストレスの発散方法は人によってさまざまですが、手段の一つとして悪口を言う人もいます。

一般的に、人の悪口を言うことはよくないこととされています。相手がどんな人物だったとしても、表立って悪く言うことは避ける人が大半です。

とはいえ、誰もが常に穏やかで寛大な心理状態でいられるわけではありません。日常の中で強いストレスを感じ、爆発せずにいられないこともあるでしょう。

そんなとき、人の悪口を言うことは、とても簡単かつ効果的なストレスの発散方法となります。普段は言えないことを吐き出す快感が、人を悪口へと走らせてしまうのです。

マウントが取れるから

人の悪口を言うとき、人は無意識ながら悪口の対象へマウントを取っています。相手を悪く言うことで相対的に自分の立ち位置を高め、優越感に浸ろうとするのです。

普段の生活の中で、自分よりも仕事のできる後輩や強力な恋のライバルなど、自分の立場を脅かしそうな相手のあら探しをしたり、悪口を言いたくなったりしてしまうのは、まさにこの心理が働くからといえるでしょう。

「あの人にはかなわないけれど、負けを認めるのは悔しい」、そんな切実な思いが、人を悪口へと駆り立ててしまうと考えられます。

癖になっているケースも

中には、日常的に人の悪口を言っているために、悪口が癖になっている人も。

もともと「悪口を言うのはよくないことだ」との感覚がある人だったとしても、何度も繰り返していると、抵抗感は薄れていきます。天気の話題を口にするかのような気軽さで、人の悪口を口にする人も少なくありません。

なお、悪口が癖になっている人は、周囲に「悪口を楽しんでいる人」との印象を抱かせてしまいます。悪口を言いたくなったときの話し相手として、扱われるケースもあるのが実情です。

学校や職場など、組織として悪口を言いやすい土壌がある場合、知らず知らずのうちに悪口が癖になりやすいため注意しましょう。

悪口を言うことで生じるデメリット

悪口を気軽に口にする人は、目には見えないながら多くのデメリットが発生します。中でも特に深刻なデメリットについて紹介します。

ガックリと肩を落とすビジネスパーソン男性

人から嫌われやすくなる

悪口を言うことで発生するデメリットとして、まず挙げられるのが「人から嫌われやすくなる」ことです。

一般的に、人は悪口を聞くことに強いストレスを感じます。誰かを批判したり、侮辱する言葉を耳にしたりすることは、決して気持ちのよいことではありません。

特に、悪口を言っている人物が、悪口の対象と一見円満な人間関係を育んでいる場合、悪口を聞く人は「裏表の激しい人なんだな」「信用できない人だ」と感じます。仮に、その場では悪口を含め楽しく会話ができたとしても、表面上の付き合いしかしてもらえなくなる可能性が高いのです。

悪口を言うことには、自分自身の評価を下げ、人間関係に支障をきたすリスクがあることを心に留めておく必要がありそうです。

仕事の評価が下がる可能性

職場でたびたび人の悪口を言っている場合、仕事上の評価が下がる可能性についても考える必要があります。

前述のとおり、人の悪口を気軽に口にする人は、周囲に「裏表の激しい人」「信用できない人」との印象を与えます。これらの印象は、ビジネスにおいて致命的といっても大げさではありません。信用できない人に大切な仕事は任せられませんし、責任ある立場に就かせるのにも不安が残るからです。

もちろん、人の悪口を言ったからといってすぐに仕事に影響が出るわけではありませんが、同等の能力を持つ人材二人のうちのどちらかを昇進させようと考えた場合、悪口を言う人と言わない人のどちらを選ぶかといえば、やはり言わない人でしょう。

着実にキャリアを築いていきたいと考えるのであれば、特に職場での悪口は避ける必要がありそうです。

自分を傷つけてしまうことも

つい悪口を口にしてしまったあとで、何ともいえない後悔や罪悪感に苛まれた経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

自分が口にした悪口を、一番近くで聞いているのはほかでもない自分自身です。人が悪く言われているのを聞いて心が痛むのと同様に、自分の話す悪口もまた自分自身を傷つけてしまうこともあり得ます。

言った瞬間こそスッキリするかもしれませんが、結果的としてより大きなストレスや心理的な負担を負ってしまうリスクがあることを心に留めておきましょう。

悪口を言わないデメリットもある?

人の悪口を言うことには多くのデメリットがありますが、一方で、悪口を言わないことで生じるデメリットもあります。以下、詳しく見ていきましょう。

頬に手を当てて考えている様子の人のイラスト

一人で溜め込んでしまう

悪口を言うことでストレスを発散するタイプの人が悪口を我慢すると、ストレスを上手に発散できません。別の発散方法を見つけるまでは、ネガティブな気持ちを一人で溜め込んで苦しい思いをしてしまいがちです。

悪口に共感してもらうことで満たされていた心も満たせないままとなってしまうため、精神的に不安定になる可能性も否定できません。このタイプの人は、悪口とは別の形で自分の気持ちを表現するよう、意識・練習する必要がありそうです。

本音を見せない人と思われることも

悪口を言わないのは素晴らしいことです。しかし、周囲が頻繁に悪口を言う環境の中で、まったく会話に参加しなかった場合、「打ち解けない人」「本音を見せない人」として周囲と距離が生まれてしまう可能性があります。

また、たとえ頻繁に悪口を聞く環境ではなかったとしても、「悪口は言わない」との姿勢を強固に貫いた場合、周囲から浮いてしまうかもしれません。悪口が仲間内の連帯感を高める一種の潤滑油としての役割を果たしている、というケースもあるのが実情です。

悪口ばかりを言わない人になるには

「悪口ばかりを言わない人になりたい」と思ったら、具体的にどうすればよいのでしょうか。誰でも簡単に挑戦できるおすすめの対処法を紹介します。

カフェの窓際でコーヒーを飲んでいる人

悪口を楽しまない

「悪口を言いたくない」と思っても、その場の雰囲気などで言わざるを得ないときもあるでしょう。そんなときは、大前提として「悪口を楽しまない」ことが大切です。

具体的には、誰かを悪者にして盛り上がるのは避け、「わたしは○○だと思った」「わたしはちょっと嫌だった」など、自分を主語にして話すのがおすすめです。あるいは、「△△さんの□□に困っていて…」など、相談として話すのもよいでしょう。

あくまでも論理的に、自分の感想や相談といった形で伝えることで、悪口との印象を与えることなく自分の気持ちを消化できます。

嫌なことを紙に書き出す

嫌なことがあったとき、人へ話す代わりに紙に書き出すのも、悪口を言わない人になるための効果的な方法です。

自分の気持ちを紙に書き出す行為には、ストレスの発散に加え、自分を客観的に見つめられる・心の整理がしやすくなるなどのメリットがあります。心のままに思いを書き連ねることで、これまで気付かなかった自分の本音がクリアになったり、思いがけない解決策を見つけられたりするかもしれません。

誰にも見せる必要のない紙への吐露だからこそ、吐き出す内容の自由度が高まり、実際の悪口以上のストレス発散効果が期待できるのです。

ストレス発散法を見つける

どうしても悪口を言ってしまう人の中には、悪口を言う以外のストレス発散方法を持っていないというケースも。そんな人が悪口を言わない人になるためには、やはり何らかのストレス発散方法を見つけ出さなければなりません。

しっくりくるストレス発散方法は人によって違いますが、具体的な手段としては、スポーツをする・旅行をする・おいしいものを食べる・親しい友達と遊ぶ・大声で歌う・読書をするなどが挙げられます。

自分に合った方法を見つけることで、悪口をあまり言わずに、自分の感情を自分自身で消化できる人へと近づけるでしょう。

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