好きなことや目標がない
没頭できる趣味や目標がない人は、「好きだからやる」という気持ちや「自分の経験に生かしたいから」などの前向きな意欲が低いため、やる気が起きにくくなるようです。また、大きな目標を達成した後も無気力になりやすいといわれます。いわゆる「燃え尽き症候群」と呼ばれるもので、「次に何をすればよいか」が分からなくなるのです。魅力や価値を感じたりメリットがあると思えたりする物事があれば、それがやる気の源となります。しかし、日々の生活のどこにも価値を見出せないならば、やる気を起こすのは困難です。
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何もやる気が起きないときの過ごし方
やる気が起きないと感じるときは、心や体が疲れている可能性があります。無理は禁物ですから、休日でもアクティブな予定を入れるのは避けましょう。何もやる気が起きないときはどのように過ごすのが望ましいのでしょうか。おすすめの過ごし方を紹介します。
リラックスできることをする
心身をリラックスさせることは、枯渇したやる気をチャージするときに試したい方法です。あなたが「心地よい」と感じることなら、何でも試してみましょう。例えば、のんびり温泉に入る、プロのマッサージを受けるなどはリラックスしたいときの定番です。一方、自宅でゆっくりしたい人は好きな入浴剤を入れてお風呂に入ったり、静かに音楽を聞いたりするのもおすすめです。気力が落ちているとき、「楽しいことをして元気になろう」とする人がいます。しかし、無気力状態のときは楽しさを感じにくくなっています。「楽しまなければ」と考え過ぎて、かえって疲れてしまうかもしれません。やる気が起きないときは何も考えず、ただ心身ともに癒やしを補給することを優先してみましょう。
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自然の中で過ごす
やる気が起きないと感じるときは、都心から離れ自然の中に身を置くのもよいのではないでしょうか。特に、緑豊かな森林に接することで、リラックスした状態になるといわれています。森林を通り過ぎる風や小川のせせらぎ、さらに青々とした緑の風景は、都会ではなかなか出会えません。普段と全く違う環境に身を置いてみるだけでも、気分転換になるでしょう。
適度に体を動かす
体を鍛えることはメンタルの調子を整えることにもつながります。やる気が起きないと感じたら、適度な運動に没頭してみてはいかがでしょうか。軽めのジョギングやウォーキングで心地よい汗を流しましょう。適度な運動は精神的にもよい影響があるといわれています。ストレス解消に関連するホルモンの分泌が盛んになり、ストレス耐性がアップするのだとか。それによって程よく体が疲れれば、夜もぐっすり眠りやすくなります。睡眠の質が高まり、翌朝の心地よい目覚めにもつながります。「すぐにやる気がなくなってしまう」という人は、継続的に軽めの運動を行うと気持ちが安定しやすくなるかもしれません。
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あえて何もしない
心の声に従って「何もしない」と決めるのもおすすめです。窓の外をじっと眺めたり軽く瞑想したりしてみてはいかがでしょうか。やる気が起きないほど疲弊しているときは、頭の中にさまざまな不安や不満、心配が混在しているはずです。あえて何もせずに過ごせば、自分の本当の気持ちや感情を整理しやすくなります。スマホの電源はオフにして、自分の心と真摯に向き合いましょう。「何もしたくない自分」を認めることが自己肯定感につながり、やる気の回復につながるかもしれません。
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何もやる気が起きないときの対処法
やる気が起きないことは誰にでもあるものです。しかし、いつまでもそのままの状態では日常生活に支障が出てしまいます。「何もしたくない」と思ったときは、どのように対処していけばよいのでしょうか。
規則正しい生活を心掛ける
不規則な生活はストレスへの耐性を弱めてしまうといわれます。メンタルの不調によってやる気が減退しないよう、規則正しい生活を心掛けましょう。生活リズムの中でも特に注意したいのが、睡眠、食事です。まずは定時に起床・就寝することを目指します。寝る前のスマホ・PC操作はやめて、質の高い睡眠を目指しましょう。また、食事が偏っている人は、バランスのよい食事を心掛けます。どうしても補いにくい栄養があるときは、サプリメントを活用するのもよいかもしれません。心と体は切っても切れない関係にあります。体調を整えることがやる気の改善につながっていくのはごく自然なことです。
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無理をせず自分に正直に
やる気が起きないときは、その状態を肯定することも大切です。ワーママとして日々忙しくしていれば、ときに無気力になることもあります。やる気を起こそうと無理をするよりも、「こんなときもあるさ」とあるがままに捉えましょう。何もしたくないと感じたら、仕事も家事もほどほどを目指します。何でも完璧にこなそうと考えると、できない自分が嫌になってしまいます。「完璧でなくてもよい」と自分に言い聞かせ、自分を否定しないことが大切です。
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何もやる気が起きないときのNG行動
何をやってもやる気が起きないときは、精神のバランスが不安定になっていることがあります。どのような行動を取るかで状況は良くも悪くもなるので、注意しなければなりません。やる気が起きないと感じるときは、どのような行動を慎むべきなのでしょうか。
周囲と比べる
まず避けるべきは、周囲と自分を比べることです。自分の調子が悪いときは、テキパキと仕事をこなす同僚、充実した生活を送っているように見えるママ友などがうらやましく思えるものです。やる気のない自分にダメ出しばかりするようになり、「どうせ自分は…」とますます無気力になってしまいます。やる気が起きないと感じるときは、周囲を見ないようにしましょう。特に、承認欲求を満たしたい人が集いやすいSNSは地雷になりがちです。気分が落ち込んでいるときに見ると、キラキラしてるように見える他人と自分との落差に一層落ち込んでしまうかもしれません。やる気が起きないときはSNSの通知をオフにしておきましょう。
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自分を責める
自分を責め続けると、自己肯定感が低下します。思考や言動がネガティブになりやすくなるので、避けたいポイントです。そもそも、やる気が起きないことは悪いことではありません。誰にでも起こり得ることであり、ごく自然なことです。やる気が起きない自分を「恥ずかしい」「ふがいない」などと感じる人は、責任感が強く真面目な人に見られやすい一面です。しかし、自分を責めてばかりでは物事に前向きに立ち向かうのは困難です。やる気が起きないときは自分を責めるのではなく、労ってあげましょう。
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長い期間何もやる気が起きない場合
やる気が持続しない人は、自分でやる気が起きにくい環境を作り上げているのかもしれません。やる気が起きない状態が続くとき、どのような点を見直せばよいのでしょうか。
仕事や家事のやり方を変えてみて
特定の物事に対してやる気が起きない場合は、取り組み方や対処法が合っていない恐れがあります。例えば、ある仕事に対してのみやる気が起きないなら、仕事の進め方に問題があるのかもしれません。あるいは仕事そのものの負担が大き過ぎるというケースもあります。一人で悩まずに思い切って上司に相談し、状況の改善を図りましょう。また、家事の中でも掃除が苦手と感じる人は、ロボット型掃除機を導入したり物を極力減らしたりすることで対応しやすくなります。どうしてもできないときは「今は掃除に時間を割けない」と割り切ってしまうのも一つの手です。何かを前にして「やる気が起きない」と悩む前に、自分の負担を減らせる対処法はないか探してみましょう。
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小さな楽しみを作ることも大事
どんなに忙しくても、自分一人でリラックスできる時間は必要です。慌ただしい生活に小さな楽しみが生まれ、「頑張ろう」というモチベーションに繋がります。時間を作って「好きなお茶を飲む」「大切な言葉を書き留めていく」など、その時間だけは好きなように使いましょう。また、自分で立てた目標をクリアしていくこともモチベーションの源となります。「元気よくあいさつする」「笑顔で家族を送り出す」など、どんな些細なことでもかまいません。目標をクリアできたという小さな成功体験が積み重なれば、「やる気が起きない」という状態も少しずつ改善されていくはずです。
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