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2024.07.11

プレゼンテーションとは? 基本的な準備の流れと成功のコツも紹介

 

プレゼンテーションについて何となく知ってはいるものの、いざ自分が行うとなると、具体的に何を求められているのか戸惑ってしまう人は少なくないかもしれません。プレゼンテーションとは何か、成功するために必要なポイントを分かりやすく解説します。

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プレゼンテーションとは何を指すのか?

まずは、プレゼンテーションの意味や使い方、語源となった単語を紹介します。意味がつかめれば、プレゼンテーションに求められている要素が理解できるようになるはずです。

データを使ったプレゼンテーションをしている男性と女性 イラスト

(c)AdobeStock

プレゼンテーションとは何を指すのか?
  1. 意味と例文を紹介
  2. 語源はプレゼント

意味と例文を紹介

一般的にプレゼンテーションというときは、ビジネスシーンで、売り込みたい商品や企画について発表・提案・説明することを指します。

プレゼンテーション(presentation)
1 計画・企画案・見積もりなどを、会議で説明すること。プレゼン。
2 フィギュアスケートの旧採点基準の一。プログラム構成、音楽との適合、演技、独創性など芸術的側面を採点するもの。芸術点。
[補説]2は、アーティスティックインプレッションからこの名称になったが、その後PCSへと変更された。
引用:小学館 デジタル大辞泉

たとえば、以下のような使い方が考えられます。

【例文】
●初めてのプレゼンテーションで、何から手を付ければよいのか困っている
●彼のプレゼンテーションは素晴らしかった

単なる発表との違いは、説明する側の一方的な情報伝達ではなく、顧客のニーズをくみ取る双方向的なコミュニケーションである点といえます。

語源はプレゼント

プレゼンテーションの語源は、英語の他動詞「プレゼント(present)」のようです。他動詞のプレゼントは「(人やもの、賞などを)贈る」「(相手が検査・検討できるように書類や提案を正式に)提示する」といった意味です。

プレゼントを名詞化した英語のプレゼンテーション(presentation)は、提案以外に、贈呈(式)や社交界デビューといった使い方もされます

プレゼントという語源を考えても、プレゼンテーションは、相手のニーズや要望をよく考えて提案するものだと分かりますね。

プレゼンテーションの目的とポイント

どうすればプレゼンテーションが成功したといえるのか、それを理解するには、プレゼンテーションの目的を押さえなければなりません。そこから導き出される、話し手の基本スタンスも見ていきましょう。

登壇して公演をするビジネスマン

(c)AdobeStock

ゴールは聞き手に行動を起こしてもらうこと

プレゼンテーションの目的は、情報を伝えることそのものではなく、相手の心を動かし行動を起こしてもらうことです。

そのため、相手にどのような行動を起こしてほしいか、具体的に設定することがポイント。構成や資料作成、人前での発表方法は、全て具体的目標につながっている必要があります。

プレゼンテーションは、理解してもらうことがゴールの「発表」と異なり、相手の行動を促すための工夫が必要です。事前準備の段階で、目標を見失っていないか、ときどき振り返って確認すると成功しやすくなるでしょう。

問題解決を手伝うというスタンス

相手に動いてもらうには、行動を起こしたときのメリットを、具体的に伝えることが有効といえます。できれば最初にアピールすると、相手を話に引き込みやすくなるでしょう。起こしてもらいたい行動に必要な情報もあると親切です。

たとえば、求人サイトを利用してほしいなら、サイトのURLや登録方法も付け加えます。

プレゼンテーションによって相手を動かすには、自分たちの要求を呑んでもらうのではなく、相手の悩みを解決し、ニーズを満たすサポーターの視点を持つ必要があるといえるでしょう。

プレゼンテーション資料を準備するコツ

プレゼンテーションの目的が分かったら、次は事前準備です。準備に必要な情報収集や、資料の書き方、リハーサルのコツを紹介します。

ラップトップを使っている人

(c)AdobeStock

まずは相手のニーズや問題を知る

相手の心を動かすプレゼンテーションをするには、聞き手と問題点を共有することが重要です。現状分析をするためにも、事前アンケートなどのヒアリングを行うとよいでしょう。

相手がどのような職種・立場か分かれば、予備知識に合わせた伝え方に期待ができます。どのような興味・考え方を持つかで、相手の認識を変える効果的な切り口も見えてくるはずです。

また、プレゼンテーションが終わった後のフォローアップもヒアリングの一種。改善点が分かると、次に生かすのに役立ちます。

結論・重要なことから先に書く

プレゼンテーションの構成や資料を作るときは、初めに「こうすれば問題解決できる」といった結論を伝えるのがポイントです。一番主張したいことがはっきりする上、「このプレゼンテーションは自分にとって聞く価値がある」と興味を持ってもらいやすくなります。

結論に至るまでの道筋は、構成の型を使うと無駄なく説明できます。「序論・本論・結論」や、PREP法の「結論・理由・具体例・結論」を用いるのが一般的です。

説得力が増す図表や具体例も大切ですが、重要事項が見落とされないように、必要な要素だけに絞った構成を心掛けることをおすすめします。

質問を想定しリハーサルする

本番で自信を持って話すためには、リハーサルが大切です。相手が疑問に思う点や、詳しく聞きたくなることも、予測して回答を用意しておきます。

知り合いの前で練習する、録音・録画を活用するなど、自分に合ったやり方でリハーサルをくり返しましょう。表情や声の調子、進行速度、スライドの使い方も練習が必要です。

本番では暗記に頼りすぎると、忘れてしまったときに慌ててしまいかねません。トーク用のメモは、忘れてはならないポイントや、大まかな流れだけを書いて、話ながらときどき見直すのがおすすめです。

プレゼンテーションでの話し方のコツ

いよいよプレゼンテーションの本番となれば、緊張してしまうのが通常です。準備してきた内容をうまく伝える話し方のコツを、三つ挙げて紹介します。

演説

(c) Adobe Stock

専門用語を使わず分かりやすく話す

分かりやすいプレゼンテーションとは、相手が一度で理解できるように話すことといえます。

たとえば、特に聞いてほしい部分の前に「ここは重要です」など、予告や強調を入れると聞き手の集中力が高まります。具体的な数字やエピソードも、印象に残りやすく効果的です。

専門家でなければ、専門用語やビジネス向けのカタカナ語は要注意です。カタカナ語というのは、エッセンシャルワーカーやコンセンサスといった、外来語をカタカナにした言葉が挙げられます。

スムーズに理解できない単語があると、話の内容から相手の意識がそれてしまいかねません。できるだけ簡単な日本語を使い、難しい単語を入れる場合は、一言解説を入れると伝わりやすくなるでしょう。

聞き取りやすい声の大きさと速さで伝える

相手が話に集中できるように、大きめの声ではっきりと発音することが大切です。語尾まできちんと聞き取れるように心掛けて話しましょう。

特に、聞き手が何人もいるシチュエーションでは、耳を澄まさなくても楽に聞き取れるスピードを意識します。相手が話を飲み込むための間を取ることもポイントです。

相手に質問を投げ掛けて、考えさせるというテクニックも一つの方法。一方的に話をするのではなく、双方向のコミュニケーションが取れるよう意識することが重要です。

思いを込めて笑顔で語る

話し手の熱意は、相手の感情を動かすポイントの一つです。聞き手の一人一人と適切なアイコンタクトを取ることや、朗らかな表情は、相手を話に引き込み信頼関係を築くのに役立ちます。

使い過ぎは逆効果ですが、強調したい場面はジェスチャーを使うことも話を盛り上げる要因の一つです。たとえば、見てほしい部分を指さしたり、驚きやインパクトを手ぶりで表現したりするなどのジェスチャーが取り入れやすいでしょう。

説得力を持って話すためには、事前のリハーサルを十分行い、自信を持ってプレゼンテーションできるようにしておくことが大切です。

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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