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2023.05.14

【自己評価の書き方】目的や例文、自己評価が高い人と低い人の特徴も解説

自己評価とは、自分を客観視するための最適な方法の一つ。本記事では、自己評価を書く時のポイントや具体的な例文、自己評価の高い人と低い人の特徴について解説します。

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自己評価を行う目的って?

「どうしてあの人は自分に自信があるのだろう?」 と他人を羨ましく思って、自分の評価を下げたことはありませんか? ついつい、自分を誰かと比べてしまうことってありますよね。自己評価はあらゆる場面で、私たちの考え方や行動に影響します。今回は、自己評価について見ていきましょう。

ビジネス データを分析および調査し、ダッシュボードでグラフを作成して考察している人々のイラスト

自己評価とは自分を客観視するための最適な方法の一つ。ビジネスシーンにおいては、四半期ごとなど期間を区切って、「自分がどのような取り組みをしたか」「その結果、どのような結果が出たのか」と振り返る機会があります。自分自身の成長や行動の振り返りができるため、よかった点、悪かった点など自分の改善点や強み・弱みがわかります。

まずは、自分を受け入れることが自己評価の基本。よくも悪くも「自分なのだ」と受け入れるのです。

自己評価を書くときのポイントとは?

自己評価を書くのはなかなか苦慮するもの。ここからはビジネスシーンでの自己評価を書くときのポイントを紹介します。

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1:客観的に自己評価する

自己評価は主観的ではなく、客観的に自分を振り返ることが基本です。謙遜するのは、適切な自己評価ではありません。過度にポジティブすぎず、またネガティブすぎず客観的に記載しましょう。

2:具体的な数字で表す

ビジネスシーンでは、成果を具体的な数字で表すことはとても重要です。「頑張った」「前回よりよかった」という表現は、あくまでも主観的な感想。前年の成果と比べる、目標設定との乖離差など、数字で表すことで自分も評価者も適切な評価判断ができます。

3:改善点も記述する

自己評価はとりあえず目標を書いて、今回の面談に間に合えば…。そんな感じで雑に行なっていませんか? 自己評価は、「理想の自分」に近づくチャンス。それを手放してしまうのはもったいないことです。

よい点はもちろんですが、至らなかった点、今回残念だった部分については改善点を記載したいところ。次に活かす自己評価で、一歩ずつ「理想の自分」に近づきましょう。

自己評価の書き方を例文でチェック

自己評価を書くときには、職種に合わせた内容を記述します。職種別の自己評価例を紹介します。

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1:接客業の場合

ホテルや高級レストランなどの接遇マナーは、自己評価の数値化が難しい職種でした。最近ではQRコードの読み取りで、お客様のアンケートも行なわれていますが、お客様の主観が大きく左右されます。自己評価では、例えばお客様からの苦情を減らすための環境づくりの工夫などを記入してみましょう。

【自己評価例】
お客様から同じようなご不満をいただくことのないように「お客様の心情を考えての接遇」を目標に掲げた。
具体的には、お客様対応で気になったことがあれば、メモに書く。お客様が期待する以上の付加価値について、週一のミーティングで検討しシェアをする。難しいお客様の対応については引き継ぎの際に、口頭で連絡や情報共有を行ない品質向上につなげた。

2:事務職の場合

事務職の場合は、営業と異なり数値化しにくい業務が多くあります。業務効率を軸に汎用化や工夫で効率化できた時間等を数値化していきましょう。

【自己評価例】
昨年度、毎月多発した受注データ表の誤計算について、作成者によって書式が異なっていたが、フォーマット化した。
受注データの前年比、先月比もわかるようにした。その結果、誰が作業しても同じ書式の表で、作業時間も3日間から1日でデータ表は完成。誤計算も前年比からマイナス80%となり大幅な業務効率となった。

3:販売職の場合

販売職の方は数字で評価しやすい職種といえます。

【自己評価例】
コロナ禍で来店客数が落ちている中、HPからWEB購入できるようにした。店頭での対面販売は対前年比を30%下回ったが、WEBでは新たな顧客層を中心に前年売り上げが20%増となった。
特にWEBでは店頭と異なりスカーフやベルトなど小物が堅調な売れ行き。また、WEBで購入されたお客様が来店。今年3月の来店客数は前年比40%増となった。
小物の売れ行きも顕著なため、今後は店頭商品とWEB商品との差別化を図ることが課題である。

自己評価が高い人の特徴

自己評価が高いことも過度になりすぎると、ついおごりが芽生えてくるということも。自己評価が高いことでのメリット・デメリットを見ていきましょう。

自信の度合いを表すツマミ、MAXに矢印が合わせられたツマミ

1:自分に大きな自信がある

自分に自信のある人は、自己評価を「数段高め」に設定する傾向があります。自分は「正しく評価されるべき」と思っているため、驕りがちな態度になりがち。自信があるのはよいことなのですが、実力や実績が伴っていないと顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまいかねません。

2:周りの人に対して厳しい

自己評価は高いけれど実際に実績や実力が伴っていない人は、自分の実力不足を隠すために周りの人に厳しく接するケースがあります。また、自分は「できている」が、周りは自分より劣っているので「できていない」と誤った認識がある場合も。自分自身の実力を正しく捉えることができていないため、このような問題が起こりがちです。

3:信頼の層が厚くなる

悪い例ばかりを挙げてきましたが、よいところももちろんあります。高く安定した自己評価があると、物事に寛容になります。例えば、成功しても失敗しても、あまり大きく心を動かされない。喜んだり、悲しんだりすることはありますが、羽目を外したり泣き叫んだりはしない。どんな状況でも言動が変わらないのです。そうした姿勢は、周囲からの信頼も得やすくなるでしょう。

自己評価が低い人の特徴

自己評価が低い人は、謙虚で控えめな態度に好感を持たれますが、自己評価が過度に低い場合には注意が必要。ここでは、自己評価の低い人に見られがちな特徴を紹介します。

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1:ネガティブな感情が過度に出てくる

怒りや悲しみ、不安、嫉妬などネガティブな感情に強く影響を受けてしまうと、日常生活に支障をきたすことも。感情の浮き沈みが激しいと、「難しい人」思われて、人から敬遠されてしまう可能性も出てきます。

「今、私はこんなことを言われたから、怒っているのだ」と客観的に自分を見つめるアンガーマネジメントを身につけると、負の感情が軽減できるかもしれません。

2:自分を偽る

本当は得意なのに、わざと苦手なふりをしたり、嫌いなものを好きだと言ったり、という経験はありませんか?

自分を偽るのは、人から受け入れられたいという気持ちが強いから。しかし、自分を偽るというのは、決して望ましいことではありません。完全な人間なんて、どこにもいないのです。まずは自分の不完全さを認めることから始めてみてはいかがでしょう。

3: 人の意見や忠告を受け入れることができる

自己評価が低いことの利点の一つは、周りの人の意見や忠告を取り入れられること。そして、自分に自信がない分、一生懸命努力を重ねられることも挙げられます。ただし、人の意見に流されて、迷子になってしまわないよう注意しましょう。

最後に

自己評価は、日々揺れ動くものです。高くなったり、低くなったりする波の中で、絶えず永遠に揺れ動く自分を発見します。

誰しも「私って、大丈夫かな」と不安になるもの。不安になったら、その「不安」を書き出して客観視したり、第三者としてアドバイスを考えてみたりするとよいでしょう。

自己評価とはまず、自分を受け入れること。そんなところから始めてみませんか。

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