夢がないと思う人の特徴
仕事や育児を頑張って、ふと自分の人生を振り返ってみたときに「自分のやりたいことって、なんだろう」などと考えたことはありませんか? 夢は必ずあるべきというものではありませんが、中には、「夢を持ちたい」「目標に向かって頑張りたい」と思う方もいるかもしれません。
そこで本記事では、「夢がない」と思う人の特徴や夢を見つけたいときのヒントを解説します。
まず、「自分には夢がない」と考える人には、どのような特徴があるのでしょうか。悩んでいる人は、当てはまるかどうかチェックしてみてください。
1:自分に自信がない
自分に自信がない人は、夢に向かって挑戦することを諦めてしまいがち。やってみたいことがあったとしても、「自分にできるはずがない」「どうせ長く続かないだろう」などと思って、行動をためらってしまうようです。また、最初から完璧を求めすぎて、新しいことにチャレンジできないという人もいるでしょう。
2:現状に満足している
現在の生活に満足している場合、特に大きな夢や目標は必要ないと感じることもあるでしょう。「将来の夢はないけれど、家庭が円満であればそれでいい」「おいしいものを食べている時間が幸せ」など、自分にとっての幸せを自覚している人は、心が満たされていることが多いものです。
3:仕事が忙しく、余裕がない
仕事や家庭のことなど、目の前のことに忙しいと、なかなか自分の夢や将来について考える時間がないという方もいるでしょう。ただふと振り返ったときに、「自分がやりたかったことってなんだろう?」と考えてしまうことも。やるべきことが多すぎるのかもしれません。
4:周りに合わせすぎている
職場の人や友人など、周りに合わせすぎている人も、「夢がない」と感じやすいもの。自分より他人のことを優先するので、本来やりたかったことが後回しになりがちです。好きなことやワクワクすることを我慢していると、だんだんと自分が何をしたかったのかわからなくなり、夢や目標を見つけにくくなってしまうのかもしれません。また、周りに合わせることが当たり前になっていて、自分の意思を見失っている人も。
夢を持たないとダメなの?
「特に、今夢中になれることがない」という人にとっては、「夢があった方が幸せ」という価値観がしんどいと感じる場合も。人にはさまざまな性格や考え方があるように、「夢があった方が幸せ」と感じる人と、「夢がなくても幸せ」と感じる人がいるはずです。ここでは、その2つのタイプについて深掘りしていきましょう。
夢があった方が幸せを感じる人
「常にやりたいことや夢がある」という人は、夢や目標などの理想に向かって努力することが好きな性格である傾向にあります。3年後、5年後の自分の姿を想像し、逆算して「今自分は何をしたらいいか」計画を立てることができます。そして、努力を重ねて1つ1つ目標をクリアすることに達成感を覚えたり、理想の自分に少しずつ近づいていくことに幸せを感じたりするのです。
夢を持たなくても幸せを感じる人
こちらのタイプは、将来のために努力するよりも、今の環境で楽しめることを大切にしたいと考えます。与えられた仕事にやりがいを見出したり、コツコツと努力することが得意な傾向にあります。家族や友人と楽しく過ごすことなど、今の生活を大切にできれば心が満たされるのです。
夢を見つけたいと思ったときのヒント
「そもそも、自分の夢ってなんだろう?」「夢を持ちたいけれど、どうしたらいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。夢は必ずなければならないというものではありませんが、「今よりも生活を充実させたい」「目標があった方が頑張れる」という人にとっては、夢を持つメリットもあるでしょう。ここでは、夢を見つけたいと思ったときのヒントを3つ紹介します。
1:好きなものや気になっていることリストを作る
「今まで仕事や家事が忙しくて、なかなか自分の時間がとれなかった」という方は、この機会にぜひ、「自分の好きなもの、興味のあること」について振り返って考えてみる時間を作ってみては? 今までの人生を振り返って、長年やってみたかったことや憧れていたことなどを紙に書き出してみましょう。
なかなか思い浮かばないという方は、他人がやっていて羨ましいと感じたことがなかったか振り返ってみてください。羨ましいと感じたことは、自分もやってみたかったことである可能性が高いです。リストを作れたら、優先順位をつけてみたり、「今年の夏にチャレンジする」などの期限を決めていきましょう。具体的に決めることで、夢が実現しやすくなります。
2:できることからやってみる
完璧主義であることが原因で、なかなか行動に移せない人は、まずは簡単なことからやってみることを心がけましょう。最初から目標を高くしすぎてしまうと、毎日続けるのが億劫になるもの。
「資格合格のために、毎日10ページ」として挫折してしまうよりも、「まずは最低限の5ページ」を目標に設定してみたり、「朝に5ページ、夜に5ページ」と時間を分けて行うとハードルが下がるでしょう。目標をクリアしていくことで自己肯定感も上がり、努力が長続きしやすいです。
3:頑張っている人を応援する
夢というとどうしても、「自分で会社を立ち上げ、起業する」「英語を勉強して、将来留学する」など、ゼロから自分で見つけるものと考えてしまいがち。しかし、具体的なビジョンを持ち、なおかつそれを実行している人はそう多くないかもしれません。
「夢中になれるものがなかなか見つからない」と悩んでいる方は、まずは周りで頑張っている人や好きなアーティストなどを応援することから始めてみてはいかがでしょう。
誰かの活動を応援することで、新しい価値観に出合えたり、交友関係が豊かになることも。誰かの役に立つことが、やがて自分にとっての生きがいになっていくこともありえます。他人と楽しみを共有することで、夢がないことに悩むことも少なくなっていくはずです。
最後に
夢中になれることがないと、夢に向かって頑張っている人と比べて、落ち込んだりすることもあるでしょう。しかし、「やりたいことがない」と感じることは、見方を変えれば、自分の理想の生き方について考え直す、よいタイミングであるともいえます。
まずは、自分は夢がある方が頑張れるタイプなのか、今が充実していることが幸せなタイプなのか把握することから始めてみましょう。自分自身が前向きになれる状態を理解することで、夢があるかどうかにとらわれず、自分らしい生き方ができるようになるはずです。
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